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2024/12/05  カテゴリー/

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お金を払うか?撃たれるか?

2011/01/31  カテゴリー/イタリア: おしゃべり

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2011年度の最初のBlogネタですが・・・
今回ご紹介する話題は【毎日新聞の夕刊】に掲載されていた
イタリアと言えば。。。???
『イタリアマフィア事情』を伝える興味深い記事を発見いたしましたので
ご紹介したいと思います。
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◆イタリアは「マフィア体質の国」と言われている。
その勢いは衰えず。。。
その活動は首都ローマ・北部ミラノ・ドイツ・アメリカ大陸へ広がりをみせている。

その中でもマフィア→「ヌドランゲタ」の推定売上高は
2007年・イタリア有数企業のフィアット社の約6割にも匹敵し、
国内総生産(GDP)の2%強に当たる一大ビジネスと言う位置である。

また『 政・財・官・民 』にくまなくネットワークを築いているとも言われている。
このマフィアの生まれ故郷で納税率がイタリアの中でも
最も低い貧因州【カラブリア州】⇒長靴の形をしたイタリア国土の
つま先にあたるところへ現地日本人特派員が訪ねたインタビューです。


現地日本人特派員の解説:
2008年12月23日午後。
海峡の向こうにシチリアのエトナ山が見えるカラブリア州の町【ラッツァロ】。
海岸のレストランで昼食を終えた男2人は、
レストランの店長を男達の席へ呼んだそうだ。

レストラン店長:
お料理はいかがでしたか?

男2人組:
ああ~、美味しかった。
ところでちょっとした話があるんですが。。。

現地日本人特派員の解説:
背が高く筋肉質のフランチェスコと言う30代の男が
小柄なレストランの店長:フィリッポ・コリアンドロ(41歳)さんに席をすすめたそうだ。
男の来店は、この日で2度目だった。

最初1人で来た時・・・
コリアンドロさんは「もしかしたら、バレカ一家の者かも知れない」っと疑ったが
ある意味、確証は無かった。
その一家は犯罪組織「ヌドランゲタ」の一味である。

人口7000人の小さい町でも・・・
住民たちはメンバーや協力者を知らない。
その上、便宜・恩を受けている者も含めれば、
関係者はかなりの数になるが噂話にも上がらないほどだ。
なぜなら下手をしたら・・・
一味の者が隣に居るカモ?!知れないからだ。

その男2人組は。。。
いたって事務的な口調で金を求めてきたようだ。

男2人組:
町を管理する私達は、町をきれいにし飲食店や商店を守らなくてはいけませんので。

現地日本人特派員の解説:
【ボスへの手土産】と称する理屈で金を求めるいわゆる用心棒料だそうだ。

レストラン店長:
すいません。
経済危機でお客が減り、店員の給料も払えられない身なのです。

男2人組:
出せるだけでいいんですよ。
月200ユーロ(約日本円22,000円)でも300ユーロでも400ユーロでも
いいですから。

現地日本人特派員の解説:
っと金額を小刻み刻んで食いさがってきたそうだ。

レストラン店長:
ちょっと考えさせてください。
 
男2人組:
わかりました。

現地日本人特派員の解説:
あっさりうなずき、その日の飲食代金を払わず店を出て行ってしまった。

レストラン店長:
一度、払えば永遠に払い続けなければならない。
払わなければ脚を撃たれるか?店を潰されるだろう。

ガソリンスタンドを営んでいた亡き父も、
かつて要求を断り続けた結果、店の前で脚を撃たれた。
生前に父が一度、払ったら終わりだと語っていて、
撃たれたことを悔やんでいなかった。

結局・・・
わたしは、男2人が来店し金を要求されたことを妻にも話せないまま、
1人で警察署へ連絡をしたんです。

現地日本人特派員の解説:
その翌日に・・・
カラブリア州内の町【レッジョ】と言う町から
特別班が来て店内に小型カメラと盗聴器をしかけて帰っていったそうだ。

そしてそして。
暮れも押し迫った12月28日に、
用心棒は再びコリアンドロさんの店にやってきたそうだ。
(記事はつづく・・・。。。)

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私も、紙面を読んでいていざ確信に迫る場面を待ち望んだのですが、
この記事には【つづく】の文字が。
そんな訳で・・・
この記事の続きは次回にUPしますのでお待ち下さいね。
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イタリア no おしゃべり

2010/07/29  カテゴリー/イタリア: おしゃべり

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『 暑中お見舞い申し上げます。』

わたくしのBlogへお立ち寄り下さり有難うございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

近頃では・・・
夏の暑さも本格的になって参りましたので
水分補給のうえお身体にお気をつけ下さいませね。

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さて・・・
今回ご紹介する話題は【毎日新聞の夕刊】に掲載されていた
イタリア社会ならではの。。。
イタリアらしい???
「イタリア事情」を伝える興味深いインタビュー記事を発見いたしました。
みなさんへご紹介を致します。


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現地日本人特派員 VS ショーガール出身のコメンテーター:ラビニアさん。
                 「 渡る世間はコネばかり 」
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オヤジ社会とことん利用しなくちゃ~っとそんな気概があるのは。。。
ショーガール出身のコメンテーター:ラビニアさん。

ラビニアさん:
「イタリア特に首都・ローマを渡り歩くにはね・・・
政治家か経済人、ヴァチカン機卿とのコネを持つのが基本なの。
オーディションに出ても『推薦人は?』って必ず最後に聞かれるわ。
三者のどれかとくっついていないと駄目なの。
そうね~新聞社の社長でも良いけどね。」

「自分の才能だけでのし上がる女性はごく一部の人よ。」

現地日本人特派員:
経験に裏打ちされたようなきっぱりした口調だ。
でも・・・。
ヴァチカンは関係無いのでは?っと問うと・・・。

ラビニアさん:
「あなたも甘いわね~。
教会はお金もあるし推薦する力は政治家以上よ。
この前の選挙の時、ベルトーネ機卿が
『カトリックの原理に忠実な健全な人を選びなさい』と訴えたけれど
彼のお気に入りが、
ベルルスコーニ(首相)とフィーニ(下院議長)とカシーニ(中道政党の党首)。
みんな3~4回も結婚して、原理どころか罪を犯している。
矛盾もいいところじゃない。」

現地日本人特派員:
映画『女の都』(80年)でフェリーニは、ウーマンリブに
やり込められている中年男性を描いたが
『女性が牛耳る近未来』はまだ来ない。
イタリアのフェミニズムは90年代に衰退し女性の政治、社会進出は
今も欧州で最低レベル。
カテリーナ・ソッフィチ氏は近著『女お断り』で
『1日の余暇は男が女より81分も長く、イタリアは欧州一のマチスモ(男性優位主義)の国』
と記した。

なかなか引退しないオヤジに若い美人秘書。
あらゆる分野にこの組み合わせが目立つ。
雑誌の執筆やテレビ製作業界も60代以上が年齢の主流だ。

ラビニアさん:
「一度ポストに就くと撃ち殺されるまで辞めない(笑い)」っとラビニアさん。
「その分、若者は携帯電話など小物や外見ばかりを気にする頼りない男性ばかり。」

現地日本人特派員:
日本では草食系な男子が人気があると説明すると・・・

ラビニアさん:
「草食?ここじゃ駄目よ。恋人は強くてガツガツしてないとね。。。」



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